巻末の対談より、とり・みき曰く、
絵も含めた『漫画作品』としての完成度が高く本当に面白い。
イースト・プレス (2005/03)
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菊地成孔さんの帯のコメントと
実は吾妻ひでおの作品を読むのはこれが初めて。
すごい本です
発売当初は手に入らなかったのでレンタルコミックで読んで、しばらくしてどうしても読み返したくなってamazonで注文。何度読みかえしても読むたびに面白さを体感できます。
前半は延々とホームレス生活の体験談。穴の空いたシートだけだと寒くて眠れず、腐った毛布を千切って足に巻いた上から靴下履いて暖を取るみたいな快適さだの清潔感だのとは縁のない生活。”野生の”キャベツで浅漬けを作り、シケモクを吸って、拾った金でパック酒を飲んで、クリスマス翌朝のゴミ捨て場からフライドチキンを探して食べる、と小さな嬉しいイベントもある。
読む側からすればキャンプみたいにも見えるし、あるいはMMORPGの小銭稼ぎ似でもある。主人公のホームレス以外にも登場人物がいて、ちょっとした会話を交わす人、バイクで事故ってどこかにふらふら歩いて行っちゃった人、道ばたに立って通りかかる人にキ○ガイと連呼する人、など様々。
しつこくRPGに例えるとエネミーの一種として警察官が現れる。見つかれば職務質問を受けて、捜索願が出されてる主人公は家族の元へと連れ戻されてゲームオーバー。
第2部は配管工編、アクの強い同僚と何とかうまくやりながらスキルと体力をつけて仕事をこなしていく。
第3部の始めはアル中がどんどん進行していくシーンから入って、酒を飲み過ぎたときのでろでろ描写の果てに幻覚が出始めてのアル中病棟編。飲み過ぎのドツボっぷりはさすが、リアルに怖い。
漫画好きな人には文句なしにおすすめ。これ読まないのは損ですよ。
あとは続編ではないんだけど、この失踪日記を書いていた前後の日記漫画も出てる。吾妻ひでお当人に興味があれば楽しめます。
”引きこもりの読書感想文”だそうなので、漫画込みでの読書好き、あと麺好きには面白い。
何となく読後感の似た漫画を思い出したのでリンク→ ROBINのまんがコーナー。UO漫画をどうぞ。


