怪奇物語のアンソロジー。実家にいた頃に積ん読したまま放置していたのを帰省の暇に飽かせて読み直した。
祥伝社 (1999/04)
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どの話でも大まかな流れは一所で、まず理不尽な事件が起こって、日常生活が歪み、その理不尽さが澱んだまま物語が終わる。
スタイルは怪談そのもの。
全体的にグロテスク。そうでないのは『蟷螂の気持ち(山田宗樹)』くらいかな? 『火蜥蝪(サラマンドラ)(井上雅彦)』も夢うつつな文体なので映像はともかくそれほどグロテスクさは感じない。
怖いと思ったのは『犬の糞(多島斗志之)』。買ったばかりのマイホームの前に毎朝どこかの犬が糞をしていくとこから始まる隣人問題がこじれにこじれる話。人間がいちばん怖い。
人間が怖いと言えば、最近こんなサイトを教えて貰った。これも元妻の豹変っぷりが鳥肌モノ。
元々が親しいほど豹変されて恐ろしいものはないです。
このブログも案の定書籍化されるらしい。かなりの長編でWebで見るのが辛かったから書籍化は歓迎です
